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2024年11月21日

債権者から督促された場合の対処方法

ブログ|兵庫大阪の時効援用専門行政書士おおとり事務所

 支払い忘れた借金がある場合、自宅に督促の電話や訪問されることがあります。ご家族に秘密で借金している方が多く、そのようなことになれば、ご家族に知られてしまうのではないかと不安になると思います。しかし、自宅への督促の電話や訪問よりも、ご自身の携帯電話へ督促の連絡が先に行われるので、早めに対処すればご家族に知られずに対処することができます。

 今回は債権者から督促された場合の対処方法をご紹介します。

1.督促の順序

 督促は簡単なものから厳しいものへ変わっていきます。

 ・携帯電話への連絡

 ・自宅に督促状の送付

 ・自宅への電話

 ・自宅への訪問

 ・一括請求、裁判、強制執行

 なお、督促によって、支払いを促すようにプレッシャーを与えることができますが、強引な方法で督促された場合、その督促は違法となる可能性があります。このような悪質な督促に対して罰則が設けられていますので、強引な督促を受けた場合は、警察への相談を検討してください。


2.督促を止める方法

 返済の延滞により、債権者からの督促を止めたいと考えている場合は、以下の方法により対処ができますので、検討してみてください。

 ・延滞期間が5年(10年)以内の場合:弁護士や司法書士に債務整理を相談する。

 ・延滞期間が5年(10年)以上の場合:消滅時効を援用できるか確認する。

 弁護士や司法書士へ債務整理を依頼して通知を送ってもらえれば、債権者からの督促を止めることができ、任意整理であれば家族に知られずに債務整理できます。また、延滞期間が長く、原則として、5年以上延滞していれば、消滅時効を援用して借金そのものを消すことができます。消滅時効を使って借金を消せば、債務整理をするよりも信用情報(ブラックリスト)の内容が改善されるのが早くなります。但し、時効援用は誰でもできるわけではなく、さまざまな条件を満たした方が対象になります。

 以上のとおり、支払い忘れていた借金があり、督促されている場合でも対処する方法はあります。しかし、適切な対処ができなければ、今よりも状況が悪くなる可能性もあります。


債権者から督促の手紙が届いたり、督促の連絡や自宅訪問でお悩みの場合は、当事務所へご相談ください。

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